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あなたは「君子」の道を歩んでいるか? 「小人」の道を歩んでいるか?
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一国の王たるもの、国を治めるためには「見えないものを見る目」「諫言を聞く耳」を身につけることが必須条件。
こうした目と耳をもつことでコダワリをなくし、物事の兆しを掴むことができる。
その答えが「氣」にありました。
かつての賢人たちは、ニンゲンを超えた天地の運行から掴もうとしたわけです。そこから、モノゴトの道理を捉え、起きた事に対して、どう対処していくべきか学びました。
それが、まとまったのが易経です。
今回は、易経33番「天山遯」を味わってみましょう。
★トップのあり方を孔子は、山をみてこう説く★
(原文)
「天の下に山あるは遯なり。君子もって小人を遠ざける。悪(にく)まずして厳なり。」
(解説)
天の高さは無限。山はどんだけ高くても有限。
山が天に近づこうとしても、天は一歩退いて近づけない。
小物がどれだけ君子に近づいてこようと、君子は小物を遠ざける。
まともに相手にしない。
つまり、
「君子は、小物を相手にしない。」
時には、下の人間が突っかかってくるのともあるだろう。
その時に、
・同じ次元でケンカするのか?
・戦うのか?
・非難するのか?
・潰しにかかるのか?
これはどれも、小物を相手している。
山が天に迫ってきても、山は天には近づけない。
そう
小人を遠ざける。これが君子のあり方。
それは、歯向かってくる小人を憎んでるわけではないことだけ、最後に添えようか。
いかがでしょう。伝わりましたか?
易経にはこのような学びがあります。